これは私の体験談です。もし私と同じように、「一人目はわりとすぐできたのに、二人目はかすりもしない・・・」「不妊検査をしても身体の異常はどこにもなく、ただ原因不明の不妊と言われた・・・」など悩まれている方がいたら、少しでも参考になるかと思い書くことにしました。
二人目不妊の原因
結論から言えば、私の二人目不妊の原因は「貧血」のせいでした。
35歳の時に一人目を産み、36歳から二人目妊活を始めましたが、そこから3年ほど全く妊娠することができませんでした。
一人目を妊娠したときにはあった「妊娠するための何か」が、一人目出産後に無くなってしまったようなのです。
それが何なのか全く見当がつかない、暗中模索の3年間が続きました。
ただ私の年齢が38歳だったのもあり、年齢的によるものが大きいのかなとも思っていました。
不妊治療クリニックに通い体外受精にチャレンジしようかと悩んでいたその矢先、39歳の時に大きな怪我をしてしまいました。
しかしそのおかげでか、血液検査をした際に私が「貧血」であることがわかりました。この時ヘモグロビンの数値は9g/dl、鉄剤を服用し始めたのが39歳の4月。そこから7ヶ月後の10月にタイミングをとったら自然妊娠することができ、40歳になった6月に二人目を産むことができました。
このことを境に、妊娠するためには妊娠するなりの「血」が必要なんだと考え始めたわけです。
「妊娠しやすい」と言われた数値
ヘモグロビン 13g/dl
フェリチン 40~60ng/mL
これらを満たしていると、40代の女性でも、満たしていない若い世代より妊娠する可能性があると言われました。(クリニックの先生では無く、怪我の治療を受けたときの外科の先生からです)
妊娠が成立するための条件を考えてみる
厚い内膜
内膜は血とホルモンからつくられています。フカフカの内膜がないとまず着床しません。なかには内膜の厚さ5mmでも妊娠された方もいましたが、私の場合内膜7mmでは100%妊娠しませんでした。
質の良い卵子
卵子も血とホルモンからつくられています。血が巡らないと卵巣機能も低下し、卵胞や排卵機能も低下してしまいます。
生きの良い精子
身もふたもない言い方ですが、パートナーとは楽しく仲良くすることです。
疲労やストレスをためないことです。
私が貧血になった原因
「これだ」と思い当たる原因は、一人目出産後に食事をまともにとっていなかったことです。
かなり偏った食事をしていましたが、妊娠で増えた体重が減っていくので改善しようとは思わなかったんです。記憶している限り白米はあまり食べていなかったので、ほぼ糖質制限ダイエット状態でした。血とホルモンは食事を摂取することで作られるらしいので、なんと言っても偏った食事が一番の原因だと思っています。
貧血を治すためにやった簡単なこと
鉄剤摂取
結局私は食事からの鉄摂取だけでは改善できないレベルの貧血になってしまったので、必然的に鉄剤を処方されました。
鉄のサプリもいいですが、病院で鉄剤を処方してもらう方がいいです。(コスト的にも効果的にも)
バランスの良い食事
食をおろそかにせず、三食しっかり食べるのが良いです。私の場合は白米を食べるようになってから、イライラや不安や焦りなども減少したと思います。栄養が足りなくなっていたんですね。
そもそも「バランスの良い食事」ってどんなもの?と悩んでしまう方もいると思います。
そういうときは病院で出される食事をイメージしていただくとわかりやすいと思います。
このような食事を半年ほど続けて体質改善していきました。
適度な運動でストレス発散
ウォーキング30分やっていました。
これも「やらなきゃ」ってなると強制的になってしまうので、できるときにウォーキングを30分くらい続けていました。
楽しく笑って過ごす
血が足りていないとなかなかできないんですよ、笑って過ごすって。貧血による鉄不足で、常に夫にイライラして尊敬できない時期があったり、少しでも生理が遅れると喜んだり、体温が下がると撃沈したり。。。感情の起伏がまるでジェットコースターのようでした。
血の巡りが良くなることで、ガタガタだった基礎体温も徐々に安定してきて低体温も治っていきました。
ゆっくりお風呂に入ってよく寝る
当たり前の事のように感じますが、本当に自分の身体をいたわってあげるのって大事だと思います。寝ている間に血とホルモンは作られるらしいので、睡眠は十分にとるのが良いです。
貧血に良いと言われて食べたもの
白米
意識して白米を1日トータルで200gくらい、毎日食べるようにしました。
大豆製品
大豆イソフラボンが女性ホルモンと同じような働きをすると聞いて、豆腐や納豆、きなこなど、何かしら毎日食べていました。
貧血が治るまでの期間
約半年かかりました。
最初の1~2ヶ月でヘモグロビン数値が改善、さらに2ヶ月~フェリチンの量も増えてきました。
鉄は1日に10mg必要で、月に貯める事のできるフェリチン量(鉄の貯金ですね)は10ng/mLです。鉄剤などを摂取してもだいたいこれくらいで、女性の場合は半年で40~60ng/mLになるそうです。鉄はなかなか一度に貯まらないので根気強く、まずはしっかり貧血を治すことを目標に血液を4ヶ月かけて作り替えていきます。血液をつくっていくということは、よく食べ、よく寝て、よく遊ぶことです。(元を正せば全てコレ)
私自身、二人目妊娠直前の血液検査でヘモグロビン13g/dL、フェリチン117ng/mLで「これなら妊娠する」という確信めいたものがありました。
よく「忘れた頃に妊娠した」「諦めかけていた時に妊娠した」とか言うじゃないですか。
本当にあるのかな、そんなこと。。。と思っていましたが、体質改善というのはゆっくりゆっくり、すぐに効果は出てこないから半年かけた成果が「忘れた頃に」なのかなと思うと、妙に納得できました。
まとめ
きっと今妊娠できないのは、「妊娠することに耐えられる母体ではないですよ」という身体からのメッセージだと思います。もし「貧血気味かな?」と感じている方は、一度血液検査をおすすめします。ヘモグロビンだけでなく、フェリチン値まで検査してもらうのが良いと思います。都内の病院や不妊治療クリニックだとフェリチン値まで検査してくれるところが多いのですが、私が通っていた地方のクリニックは、自分から言わないと検査してもらえませんでした。血液内科があれば検査してくれるのですが。。。だいたい2,000円前後でできました。
このブログが体質改善のきっかけになれば嬉しいです。